日本絹糸紡績業の貴重な遺産
日本の絹糸紡績業は、明治・大正・昭和・平成の時代を生きて120余年。昭和10年(1935)ころの最盛期には、全国に15社32工場を数え、起源の英国・フランス・スイスをしのぎ、世界の60%を生産して、日本の産業を大きく支えた、輝かしい歴史があります。
資料館建設のいきさつ
戦中・戦後の蚕糸業の衰退や、産業構造の変化など、社会情勢の大きな変化の中で、統制・統合・縮小の波にもまれ、当社の繊維事業部は、今や国内で操業する、ただ一つの絹糸紡績工場となりました。そんな状況の中で、最後に残った工場の義務と考え、栄光の絹糸紡績の歴史を、産業遺産として後世に遺すことで、諸先輩の付託に応え、研究者の資料にも供したいと、当社の創業80周年の記念事業として、平成10年(1998)に開館しました。
国内でただ一つ「絹糸紡績資料館」
資料館は、社内の保存資料のほか、日本絹紡協会の保存資料を全て引継ぎ、絹糸紡績の歴史を、紡機・写真・製品・映像・パネルで紹介しています。
ノコギリ屋根と呼ばれ、自然採光を取り入れた、かつての紡績工場を改装した資料館では、明治・大正・昭和の時代に生きた、産業人の心意気や、糸の町として栄えた、地域の歴史を伝える、貴重な写真・映像・資料の収蔵と展示があります。
生きた産業史として
絹糸紡績業が、どうして我が国に起こり、そして発展し、それがなぜ衰退し、更になぜ当社だけが残ったのか。一つの産業史としての、研究心を誘います。
このほか、創業(1918)いらい80余年にわたり丹念に記録され、大切に保存されている日誌などからは、産業史だけでなく、大正・昭和・平成にわたる、世相もうかがえます。
記録映像のご案内
― 絹糸紡績資料館でDVD映像化 ―
絹糸紡績資料館では、貴重なビデオテープの記録映像をデジタル化したDVDをご覧いただけます。
もちろんデジタル化にはプレクスターのキャプチャ製品CONVERT Xを利用。
主な映像は「サヨナラ丸子電鉄」「信濃絹糸大運動会」(当社)・「歴史の証人カネタの煙突」(MTV)のほか、
丸子町デジタルアーカイブとして「依田社の記録」(日本初のPR映画)など、計10タイトル以上を準備しています。
いつでも気軽にお立ち寄り下さい。
入館のご案内
| 開館日 |
シナノケンシ構内のため会社操業日 午前8時30分から午後6時まで( 入館は午後5時まで ) 会社正門からお入りください。 |
|---|---|
| 入館料 | 無料 |
| 休館日 |
原則として土、日、祝祭日 団体に限りご相談に応じます。 |
| 所在地 |
〒386-0498 長野県上田市上丸子1078 シナノケンシ株式会社内 絹糸紡績資料館 TEL 0268-41-1800 内線 1500 長野新幹線上田駅から車で25分丸子町庁舎から南へ約200メートル 地図はこちら |